子どもの意見表明支援や意見形成支援について
一人で回している相談所なので中々近況報告が上げられませんが、今年はいくつも研修を受けています。
開業して一年目は暇だろうと高をくくって社会福祉士会や公認心理師協会の研修を入れていたのですが、さらに関心のあった「子どもアドボケイト養成講座」を受講しています。
若者の自立準備ホームなどを運営しているNPO法人トナリビトさんが主催しているこの講座、肩書きの帽子を脱いで一人の大人(人)として子どもたちの小さな声を周りに届ける「マイク」になろうというのがこの講座の基本です。
基礎講座を終えて今日は専門講座の第9回を受講して、これから修了レポートです。
実は私自身、大人に相談しても意味が無いと感じたエピソードがあります。
中学生時代に中高一貫校に在籍していたのですが、当時の校風があわなくて、公立高校を受験したいので地元の中学に転校したいと親や教師に伝えたのですが、せっかく受験して入ったのだからと僅か1回の話し合いで子どもの思いはつぶされました。
それが尾を引いて子どもながらも精神的に軽く病んでしまったと記憶しています。
子どもアドボケイトは、社会的養護の子どもたちの処遇を改善するためにまずは制度化されるようですが、以前いじめの告発で小学校に代弁者として介入したときにも必要性を感じました。
子どもだけでなく意見表明が苦手な障がい者や難しい議論が苦手な健常者だって、助けがあればどれだけ話し合いがスムーズになるでしょうか。
私のめざしているのは子どもアドボケイトだけでなく、困っている方々のマイクになることかも知れません。
マイクといえば音楽、音楽といえばアンセムソング。
音楽は昔から人々の思いを歌にしてきましたが、私の好きな音楽はどうしても反戦など政治色の強いプロテストソング。
パブリックエネミーからレディオヘッドまでいろんなジャンルの音楽を聴きますが、大事なのはメッセージをマイクを通じてアンプから世界に発信すること。
スパイクリーの映画じゃないですが、「Do The Right Thing」正しいことをする大人でいたいと思います。
子どもアドボケイトについてはまた今度。