病気になったお一人様の支援

シングルで子育てが一段落した方、パートナーを作らない生き方を選んだ方、今は多様な価値観が増えてきて、生きやすくなりました。
それでも急に病気になると、その人のライフプランは激変し、独り身であるがゆえの課題が生じてしまいます。

子どもたちが近くにいたり、親が生きていたら、頼ることもできると思います。
でも、親が高齢で頼れなかったり、子どもたちも生活に余裕がなかったとしたら、病気になった自分を支えるのは自分しかいないという厳しい状況に陥ってしまいます。

日本人の三大疾病のひとつ、悪性新生物(いわゆる「がん」)を例に挙げると、早期発見で寛解した方は社会復帰も容易ですが、全摘しても転移を繰り返し、放射線治療や抗がん剤治療で体力や貯金を消耗し、疲弊した身体で働くこともままならない方々がいらっしゃいます。

がんにかかって闘病生活に入ったとき、会社勤めであれば、一旦休職して傷病手当金を受給することができます。
また高額療養費で、ひと月に一定金額を超えた分は還付を受けることもできますし、治療が長引くようであれば限度額認定証を発行してもらうことで、負担も減らすことができます。

けれど、事情があっていずれの保険にも加入していなかった方は、この傷病手当金や高額療養費だけではとても生活できないケースが多々あります。
それを保険に加入していない方が悪いと自己責任論で切り捨てるのは容易でしょう。
でも保険に入れなかった方の背景にはいろんな事情があります。
その各々の事情を考慮せず、自己責任で片付ける社会はハンディキャップを抱えた方を切り捨てる思想にもつながり、危険です。

最終的には個人の資産を使い果たしてしまえば「生活保護」という制度で生きていくことはできますが、残存する自分の能力を使って出来る事はないのでしょうか?
「生活保護」にはお世話になりたくないと、困窮されたままの暮らしを続けている方にも出会います。
間違った生活保護制度への理解や不正受給者に対するバッシングがこのような制度の不具合を生んでいるのかも知れません。

100%の力(チカラ)がなくなって50%しか発揮できなくなったとき、それでも自分の力で生きるという選択をした方に対して何ができるか?
私は悪性新生物による就労不能という医師の診断での障がい年金の申請を検討したいと思いました。

健康なころのようには働くことが出来なくなってしまったとしても、社会とのつながりを簡単に構築できるのが「働くこと」です。
自分のもっている能力を最大限発揮して、自分らしく生きていきたい。
そんな方を私は応援したいと思い、障がい福祉サービスの制度外で情報提供や面談を行っています。

病気になって働けなくなったとき、あなたならどうしますか?

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