2004年ぐらいにNPO法人九州バイオマスフォーラムで環境教育の活動としてプログラム開発した阿蘇の草原のススキで卒業証書を作るプロジェクト。
当時の開発メンバーだったのですが、今後、地域の子どもたちとの活動に役立てたいので、久しぶりに紙漉きに参加しました。
当時のプログラムは、小学校の6年生の卒業証書をススキの入った手漉き和紙で作るために、実際に地元の牧野に牧道を歩いて登り、当時から使われている大鎌で採草したり、若い人たちが草原で寝泊まりする草泊まりの話を聞いたり。
それから刈り取ったススキを学校に持ち帰って何ヶ月もかけ、腐敗させてから繊維を取り出して原料にしていました。
牧道を歩いて外輪山に登った体験は今でも鮮明に覚えています。
帰り道で泣き出す子や飲み物が足りない子がいて、多めに持って行ってたのを配ったり、飴を配ったり、今の活動のベースになる経験もたくさんさせていただきました。
当時の子たちはもう成人してるんですよね。
時が過ぎるのは早いなあ。
これから地元の子どもたちが卒業する時に、地元の牧野に行って同じような活動ができる方法を、いろんな方と模索していきたいと思います。